台風12号が近づいてるね。
月曜位の予報では本日、木曜辺りは東京直撃か?
と思っていたが、どうにも動きが遅いようで、
ゆっくりゆっくり西へ傾きつつ移動しているようだ。
どうせ来るならさっさと来てくんないとなー。
今週前半は仕事も無いし、台風で家から出られないだろうから、
とTSUTAYAで大量にDVDを借りてきたんだが、
全くアテが外れてまだ未視聴のDVDが結構残っている。
そんな残ったDVDを尻目に、
昨日は台風接近で暗雲立ち込める中、
あえて外出しました。
目的は今度の日曜に会う知人への贈答品を購入するため。
知人は東京の人ではないことから、
どうせなら東京ならではのモノを贈ろう!
ということで、
雑誌でアタリをつけた店のある日本橋界隈へ行ってみた。
まずは「さるや」という楊枝屋さんを目指します。
勝手に重厚な昔ながらの店構えをしているお店を想像してたので、
目的の住所に着いてもすぐには気づきませんでした。
創業300年の楊枝屋さん。
すっかり近代的なビルになり、店内も普通に綺麗です。
たかが楊枝ですが、
様々な形のものがあって、魚や道具の形に模したものもあります。
「うなぎ」なんてカーブしてますよ。
贈答用には大箱を買ったんですが、
うち用に購入したのはこれ。
桐の小箱がカッコいいですね。
この小箱は中に入っている楊枝の本数で大きさが変わってきます。
箱のデザインも数種あります。
次は浜町にあるお店、
「濱甼高虎」さんへ。
雑誌では「祭り用品」と紹介されてましたが、
染物の雑貨や手ぬぐいなどのお店です。
店主の高橋さん、
雑誌に掲載されていた写真は頑固な江戸職人に見えたので、
警戒しつつ店に入ったんですが・・・、
店に入るなり、昨年大病で入院してたとか、
2、3日後だかには検査入院するとか、
家庭の不幸を聞かされたりしたもんだから、
すぐさまなんだか弱ったおじぃちゃんな印象になりました(笑)。
ここでは「合財袋」というものと手ぬぐいを購入。
「合財袋」というのは、一切合財なんでも入れちゃう袋、
ってことで、まぁ、そのまんまですな(笑)。
自分用にも一つ購入。
袋には様々な絵が描いてあり、
それぞれに江戸の洒落を利かせた口上のような意味があります。
写真の竹かごを頭に載せた犬の絵の意図するところ、
「笑」、です。
ちょっと字は変形するけど、犬の字の上に竹冠を乗せたら「笑」という字になりますよね。
そういう感じで大きな羊の絵が描いてあるものもあり、意図するところは・・・、
「美」。
「美」という字を分解すると「羊」と「大」になりますよね。
女性のお客さんが来ると、
「アナタにはこれが・・・」、と差し出すようです(笑)。
とまぁ、
そういう洒落を利かせた江戸の庶民文化?がここにまだ!生きています(笑)。
高橋さんは絵にまつわる意味を次々と聞かせてくれましたが、
歌舞伎とかに通じる話だったりするのもあったので、
そういう方面に通じてる方はより一層楽しめることでしょう。
歌舞伎好きのMちゃんは是非!(笑)