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2007年 07月 15日

ブラックバス産卵場観察

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せっかくの連休、特に明日は「海の日」ですが、とても海なんかにゃあ行けないでしょう!台風で、本日は自宅軟禁。

だったらレポート作成とか仕事を!と思っているが、なかなかやる気が・・・。
クーラーナシの自宅兼事務所は毎夏蒸し暑く、仕事を環境としてはかなり過酷です。

さてさて、そんなダラダラしてるときこそブログ更新(笑)。
表題の観察は5月末に行ったのだが、その後どーんと出張が入り、全然レポート出来ずにいた。
というわけで今更ですが、レポート、というわけです。

世間ではブラックバスは完全な悪者扱い。しかし、ここではそーゆーことを抜きで、一魚類の観察としてのレポートです。

観察場所はとある川にあるワンドで、ここではオオクチバスやコクチバス、カムルチー、ナマズなどの魚食性魚類のほか、
オイカワ、モツゴ、ウグイ、アブラハヤ、フナ類等も観察されました。

時期的にオオクチバスが産卵シーズン真っ只中。

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↑産卵床はオスが作るのですが、「どすか?オレの巣は?」といった感じで盛んにメスにプレゼンしています。
産卵床は他の河床よりもうっすら綺麗にならされているのですぐにわかります。

↓産卵済みの産卵床はこんなんです。
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↓拡大するとこんな風に礫に付着卵が産みつけられているのがわかります。
写真の卵は卵径1~2mm、コクチバスはもっと細かい卵径です。
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写真の個体は全長50センチはあり、最も暴力的な個体。
口の隙間から見える鋭い歯が闘争心むき出しで。
耳を澄ますとジョーズのテーマソングがバックに流れていました。

ちょうど観察に入った場所は産卵床が都営住宅よろしく密集地帯、

「なんだ!てめぇは!」
ご近所さんも応戦、一時5~6匹から前後左右、あらゆる角度から一斉攻撃をくらい面くらった。
ヤバイ!食われる・・・。マジでそう感じました。
といっても攻撃は体当たりと噛み付きでしたが・・・。

自分の何倍もの大きさの敵に盛んにアタックしてきます。卵を守ってる個体だったので必死だったのでしょう。
そーいえば魚って結構、敵の大きさに関係なくアタックしてきますね。全長20センチにも満たないスズメダイなんかも咬みついてきますよね。

さてさて、水の中で暴れて濁ってしまい、水の中にいる限り同じことの繰り返しなので近接撮影は諦め、ビデオ撮影することに。
後で再生してみると、人はいないがビデオのレンズがやはり気になるようで、
時折、こんにゃろ的に覗き込んでくるのが、なんとも笑えました。

水中には絶えず懸濁物が浮遊しており、止水域なのでそのままだと水底に堆積していきます。
そんな状況下、産卵してある卵が窒息してしまわないよう、親魚はヒレをうちわのように一生懸命動かして卵の上を綺麗にしています。
見てると心が和む光景でした。

当たり前だが、色んなバスがいて、結構特徴があるのである程度は個体識別出来ましたね。

写真の個体↓は片目だったので「段平」と名付けました。
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こいつ↓は下唇がベローんとしてたので、「ベロンチョ」です。
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まぁ、正直ゆーたら、国外から連れてきたのは人間であって、彼らが海を泳いできたり、勝手に船や飛行機に乗って侵略しにきたっちゅーわけじゃないですからねぇ。
今の時代、ブラックバス達にとってはなんとも気の毒です。
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by mizkichi | 2007-07-15 15:05 | @water work | Trackback | Comments(0)
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