水ルポ

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2006年 12月 23日

シャイニング(1980・米)

連日、川の空中写真を眺めては面測作業をしている。空中写真から様々なものを判読しなくてはならない。聞くと簡単そうだが、縮尺が小さいので判断に迷う状態が多すぎる。

面測作業のほかにエクセルデータの処理等もある。さらに!エクセルデータにもトラップがいっぱいだ。正しい数値が入っているものとして考えていくと、辻褄が合わない点を見つけ、一つでも見つけてしまうとそのデータの信頼性は眉唾ものになる。そのたび、一人仕事場で悪態をつき、どこかおかしいのかを検証し、発注者に判断を仰ぐ・・・。

そんな状態だから、時間経過の割りに遅々として進まないのだが、締め切りはどんどん迫ってくる。そんなイライラした状態の時にツレが帰宅すると、仕事に対しての愚痴をつい言ってしまう。データが間違っていることについては、あなたが過去に作ったものにもあって、どこかで言われてるかもよ、と言われる。

そんなこたぁーない、俺のは完璧なのだ!

断言出来ないけど、今扱ってるデータに比べたら遥かにミスは少ないと言い切れる!・・・と思う。たぶん・・・。提出前のチェックは2回してるからな!・・・だいたい。

まぁ、冷静になって考えてみれば、今データ処理に使ってる報告書を作成した時期もきっと年度末で、仕事は多いわ、締め切りは迫るわ、人は少ないわ等、しっちゃかめっちゃかの末、出来たものかもしれない。たぶんそうだ。

だけどなぁ、それにしてはミスが多いよ。年度明けたら暇になってボンヤリしてしまうんだから、そんとき修正しときませんか?まぁ、一度納めてしまったもの、修正するのってすんげぇ嫌だし、めんどくせぇのはわかるけど、後でこの資料を使う人のことを考えてくれたら・・・。
頼むぜポルファボール。

と、まぁ、わかっちゃーいるけど、愚痴に対して慰めてくれるでもなく、共感したりしてくれるわけでもないからついついムカッときて喧嘩になる。

なんか毎冬そーだなぁ。俺のこんな状態を見て、冬が来たって感じるとツレに言われた(笑)。
冬は現地調査が少ないので、少ない稼ぎを補う意味でも現地調査結果のコメント作成、データ処理など、ウチというか事務所でやる作業、内業を請け負うことが多い。今年の3月もそんな誰かがやったデータを処理して資料作成をしたのだが、この時使ったデータも微妙にあってなかったり、トラップ満載データの嵐であった。このときは自分じゃどうしようもないところで作業が進まなかったり、そのせいで最後の最後まで深夜残業の連続だったので、なんだかイライラし過ぎてか延髄の辺りがズキズキ痛くなってしまった。あれはマイッタなぁ。この冬もそうならないといいけど・・・。

実を言うと今回もそんな気配がややある。こんなデータがあれば処理が早いのに、と思って発注者に相談すると、「あるよ」と言われ、そのたび送ってもらったりしている。
う~む、想像すればわかるよなぁ、これを作業するに当たっては○△がないと無理だってのは・・・。素人じゃああるまいし。まぁ、あるならまだいい。一番困るのはあるはずなのに「ない」という返事。

うっそつけ!この報告書はあなたんとこで作ったんですよね!なんでないの?失くしたんでしょ!

と言いたいが、ぐっとこらえて「う~ん、そうですか・・・、それは残念。時間がかかるけど、まぁ、頑張りますか」と。

こーゆーのが嫌で会社辞めたんだけどなぁ・・・。ダメだ。体に悪い。加えて俺は締め切りというものに極端に弱い。

まぁ、すんげぇ前置きが長くなったが、今回書きたいことはここからである。でも、なんだか書いたらすっきりした気分になった(笑)。

毎冬、こんな風に内業を請けて、一人プレッシャーに耐えながら黙々と事務所で作業する。下手すると一日誰とも喋らないってこともあるが、ホントは人と喋るのが大好きだ。そーすると段々気持ちが荒んでくるのが自分でもわかる。

そーなってくるといつも思い出すのは表題の映画、「シャイニング」だ。

ジャック・ニコルソン演じる小説家ジャック・トランスが、冬季閉鎖するホテルで管理を任せられ、一家でやってくるのだが、小説を書く作業を続けていくうちに段々狂って、あげく奥さんと子供を殺そうとする・・・。小説も実際は書いていなくて、ある同じフレーズがひたすら書かれているだけなのだ。遠めに見ると、レイアウトとか改行がなんか、小説書いてある風っぽいのだが、書いてあることは同じことの連続なのだ。

これが怖い。しかも何百枚も・・・。

当時はまだタイプライターだったから、映画の小道具としてあれを作ったのも大変だっただろう。あれを作らされた人はまさに狂ってしまったんじゃないだろうか?あの映画は何回も見て、結末も熟知してるのだが、怖い。ジャック・ニコルソンはホントに狂ったんじゃないかと思ったほどだ(そーいう意味じゃ「ギルバート・グレイプ」で初めて見たディカプリオもホンモノかと思った)。

原作はホラー小説の巨匠、スティーブン・キング(ホラー以外にも「ショーシャンクの空に」みたいに爽やかな結末の作品もあるが)だが、どうも原作とは違っていて、本作を見たキングは酷評したらしい。監督のスタンリー・キューブリックがアレンジしたんだと思うけど、全然面白いから、原作とは別物として見たらいいんじゃないだろうか。まぁ、忠実に作るのが映画じゃないしなぁ。

おーっと、ブログ書いてる場合じゃなくて早く仕事しなきゃだ。それにしても今日は超いい天気で、自然と外に出たくなる。

All Work and No play Makes Jack A Dull Boy・・・、やばい!たまには遊ばないと!
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by mizkichi | 2006-12-23 11:54 | @movie | Trackback | Comments(0)
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