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2015年 05月 07日

旅する力 深夜特急ノート 沢木耕太郎

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2008年発行
7年近く寝かしていた作品。

バックパッカーのバイブル、「深夜特急」作者の沢木耕太郎氏の
「深夜特急」の元になったユーラシアでの旅をするまでの自身のライターとして活動エピソード、
発刊後のエピソードなどが書かれている。

たとえるなら
「深夜特急」が映画本編で
本作品はパンフレット、解説といったところだろうか?
なので、「深夜特急」を読んでいないとこの作品はあまり意味がわからないだろう。
(読もうとする人にそんな人はいないと思うけどね)

パンフレットって昔は見に行った作品はだいたい購入してたんだが
あんまり内容読んでないんだよなぁ。
多分そういう意味で読んでなかったと思われる(笑)。

「深夜特急」ほど、どんどん読みたい
という内容でもなかったので、
寝る前の読書で少しずつ読み進んでみました。

で、読んでみて自分にとって
ここは!
と思った箇所。

第五章 旅の記憶
旅には適齢期というものがあるのかもしれない

10代には10代の旅、20代には20代の旅
30代には・・・というように
40代で20代の旅は出来ないというように
それぞれの年齢に相応しい旅というものがあるということ。

なるほど、自分は今40代だが、
20代にしていた旅をしたいなぁ
という情熱がなくなっているのは普通のことなんだなと思った。

行きたいと思った時が旬!
時間が出来たら、お金が貯まったら、ではダメなんだなぁ。
とはいえ、その二つの問題をクリアして旅を実行するのは相当大変なハズ。
特に社会人になっちゃうと。

終章 旅する力
韓国版刊行にあたってのあとがき
大事なのは「行く」過程で、何を「感じ」られたか。
勿論、目的地に辿り着いてから色々やることも楽しいけども
辿り着くまでの過程の方が人に話すエピソード満載な気がする。

それと旅はもう一つの学校、ということ
入るのも自由なら出るのも自由な学校
教師は世界中の人々、教室は世界そのもの。
「旅に教科書はない。教科書を作るのはあなたなのだ」
かーっこいいこと書いてますね!(笑)

読んだ瞬間、確かにそうだ!
と思った。

この部分だけでもいずれは社会へと羽ばたいていくであろう
若者に読ませたらいいな
と思ったが、
だからといって社会復帰出来ないようなドロップアウトされる懸念もあるので
あくまで自己責任でお願いします(笑)。

本作品も中古では1円からあるようだが
「深夜特急」全巻は当人に買わせて、
その後読むように
とまだ学生の若者にプレゼントしたいものだ。
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by mizkichi | 2015-05-07 12:43 | ♪book


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