3度目の正直
先月の頭、5年振りにNZ南島へ釣りに行ってきたが、
今回は3回目、
ということでブログタイトルもエピソードⅢ。
エピソードⅠ
釣行として初めて行ったのは2004年1月、
フライフィッシングを始めてまだ間もない頃だったが、
大学時代クラスメートだったN君がNZの大学で研究していた
ということもあって行ってみた。
当時の私はNZといえばフライフィッシャー憧れの地、
マス天国で大物が簡単に釣れる場所が沢山ある、
といったイメージしかなかった。
しかし、結果は散々。
南島を北から南まであらゆる有名河川を約1ヶ月に渡って攻めてみたが、
釣り技術の未熟さが結果に露呈。
Clutha Riverの深場で70オーバーの大物レインボーがヒットし、
15分以上耐えしのんだが
結局いなし方がわからず4度のジャンプでフックアウト。
そのうち天気が悪くて釣りが出来ないとホッとする自分がいた。
そんな散々な釣り旅だったが、最初の5泊以降、現地でテント旅に切り替えたので、
キャンプ旅行としては大いに楽しむことが出来た旅であった。
↓まともそうなテントで現地で一番安かったテント(NZ$169)
フライシートの内側の本体は総メッシュで少々寒い時も・・・
自立しないので設営が少々面倒だった
人にあげたので今見ると懐かしい
エピソードⅡ
そして4年後の2008年4月、
前回の釣行からフライフィッシングが上達したわけでもないが
2回目の釣行にチャレンジ。
4月の中旬から2週間、キャンプ旅を敢行したが、
各地のキャンプ場で私以外にテント泊をする人は少なかった。
テント泊には季節が進みすぎていたようで、
フル装備でシュラフに潜り込んでも未明に寒さで目が覚め寝れなくなることはザラだった。
キャンプ場に着いてテントサイトを希望すると、
「オー!クレイジー(笑)」と言われたこともあった。
Lumsdenのキャンプ場ではこの季節にキャンプをするのか?
と聞かれテントサイト料金でキャビンを貸してくれたこともあった。
その時のベッドの寝心地は格別良かったことは今でも心に残っている。
肝心の釣りは、当時、ドライ一辺倒だった私には当然厳しい季節であり、
慣れないニンフィングや、ほとんどやったことがないウェットでの釣りを強いられ、
なんとか湖でグッドサイズのニジマスを釣り上げたが、
前回以上に総じて結果は散々。
加えて雨も多かった記憶がある。
Mataura Riverへ行った時は雨が続き、
いつかまた来たときのために、
と仕事なのか?と思うくらいあらゆるアプローチ箇所から川の写真を撮影しまくった。
しかし、マスの棲む川としてはお世辞にも良好な環境とは思えず、
今回の釣行で足を向けることはなかった。
↓ARAIのエアライズⅡを使用、前回は平気だった300のシュラフでは寒かった
そしてその後も特別釣り技術は上達していないが、
今年の2月に2週間の予定で3回目のNZ釣行を敢行。
実は一昨年の2011年2月に3度目の釣行を計画していたが、
渡航前日にクライストチャーチで大地震が起こり断念していたので、
今回は少し特別な気分での釣行であった。
やっと行けた・・・。
とはいえ、着いてから行った2河川でNo Fishな目に遭い、
行くべきではなかったのでは?と後悔することしきりであった・・・。