予想されていた高速道路の大渋滞、思ったほど大したことないみたいですね。
まぁ、ボクは都内でまったり潜伏です。
今日はさっきレイトショーでイーストウッド主演・監督作である「グラン・トリノ」を観てきました。
ネタバレになるのであえてストーリーは書きませんが、
ただ、物語の背景として、以下の点は押えておいてもいいかなーと観終わったあと思いました。
舞台はアメリカの豊田市にあたるデトロイトで、主人公は元フォードの組立工。
映画のタイトルでもある「グラン・トリノ」とはフォード製の昔の車なんですね。
それと、全然思わなかったけど、イーストウッドが俳優として出演するのは、
実は2004年の「ミリオンダラー・ベイビー」以来であること。
もしかしたらこれが俳優引退作かもと本人も匂わせている・・・。
それと、観ればすぐわかりますが、
自身の代表作の一つである「ダーティ・ハリー」にオマージュを捧げている。
あの名セリフが出ますよ(ニヤリ)。
物語は割りと予想がつくシンプルな脚本です。
出演者はイーストウッド以外はあまり知られてない人ばかりですが、
悪役は笑っちゃうくらい中村獅童に似てます(笑)。
「硫黄島からの手紙」で東洋人の悪役といえばあいつみたいな顔だ!になったんでしょうか?
物凄く悲しいストーリーというわけではないけど、見終わった後はなんだか言葉が少なくなります。
イーストウッドのほとんどの作品は見終わった後、こんな気分になりますが、
先日、テレ東で昼間やってる映画劇場で放映していた
「センチメンタル・アドベンチャー(邦題かっこ悪い)」、
これもこんな気分になりますね。
だからカップルで見に行かないほうがいいですね。
観てないけど「おっぱいバレー」のほうがいいと思います(笑)。
編集はやはりジョエル・コックス、音楽はレニー・ニーハウスと息子のカイル・イーストウッド。
エンドロールで流れる曲、1番をイーストウッド歌ってますが、結構良かったです。
観終わってから色々知ったんだけど、イーストウッド全作品の中で興行収入1位なんだそうです。
色々な感慨にふけりながらもう1度劇場で観たいなと思いました。
現在、次回作、“The Human Factor” を南アフリカで撮影中とのことだが、
老いてますます作品の製作スピードが上がっているのではないのか?!
イーストウッドは今月の31日で79歳となりますが、まだまだ頑張って欲しいものです。